整備内容 LJ50エンジンOH
対応車種 2ストジムニー
情報提供者 nakama氏
整備時間 継続中
難易度 ★★★★★
必要な工具 不明
以前から気になっていたエンジンのOHを行ないます。現在も継続中ですので、完成まで少々お待ちください!

エンジンをOHする事になったのは、ある日エンジンの調子が悪く  吹けあがらない、メーター振り切りだったのが60k〜70kで  モタモタしていた。よく調べてみると、オイルケーブルが切れていました。

しまった!エンジン焼き付けかと思い、バラしてみました。
 
しかし、ピストン・シリンダー・クランクケース内に異常は見られず  安心しました。バラしたついでにOHすることにしたわけです。

昨日までは各パーツの清掃に追われていましたがやっとクランクケースに手をつけることが出来ました。しかしこれからが実際のOHになると思います。だけどあまり期待しないでください(笑)


現在LJ50エンジンを含め3台分の部品を持っております。

インテークマニホールドは、T型から4型まで同じようですが  強度的に問題があるようです(汗)

T型と4型にはクラックが入っています。
使用には問題がないようです。8年程前に気付いていましたから・・・。
ガスケット類は、全て交換する予定です。2万数千円・・・。

オイルケーブルは欠品だそうで、工夫して自作する予定です。

クランクケースの後に写っているのが、T型エンジンです。

現在OH中のエンジンは4型です。
車に載せてあるのは3型です。
愛車のSJ10

OHの途中経過を再度アップしたいと思ってます。
かなり泥と錆びで汚れていたシリンダをこの状態にするのに結構時間がかかりました。

写真では識別し難いかも知れませんが、黒の塗料が僅かに残っていますので黒に塗装されていたものと思われます。
凸凹の隅までワイヤブラシ(5種)、スカッチブライト、ヤスリ、ペーパー等で錆などを落としたところです。今回、各種パーツの汚れ、錆落としにはケミカル用品は出来るだけ使用しないようにします。

手作業でので根性有るのみです。

ガスケットと接する部分には塗装しないようにマスキングをしました。
塗料の選択には迷いましたが適当なものが見つからず、今回はテストケースとして倉庫に有ったPOR15を使用しました。

耐熱温度は350度と書いてありますので大丈夫かな??

塗る前にシンナーでよく拭いておきます。
錆落としから1週間で錆が浮いていました。
薄め液で薄めてから刷毛で塗りました。
ゴム手袋を使用します。手に付くとほんとに落ちにくいですよ。

数ヶ月後、数百キロ走行後の状態はどうなるでしょうか??気になります。

塗り終えたところです。エキゾースト側。

かなり美しくなりましたね。果たしてどの程度この状態が保てるのだろうか??
マスキングを取り除いたところです。なかなかイイかんじですね。(自己満足)
クランクケースの分解に取りかかります。まず始めにリードバルブです。

かなりしっかり張り付いておりガスケットはまだ大丈夫のようです。

クランクケースとリードバルブは細いガスケットが間に挟まっているだけなので、両者とも傷つけないように細いスクレバーでゆっくりと力は入れずに剥がしていきます。

やっと剥がれました。

クランクケース内が見えてきました。

クランクシャフトも見えます。
24年間働いたので、やはりオイルによるスラッジが見えますがそんなにガタは無いようです。まあまあ綺麗な方だと思います。

ケースをばらしてみないと委細はわからないかも?


今回用意したパーツです。

進行の過程でもっと必要な部品が出てくるかも知れません。オイルシール、ベアリング等です。
1・サーモスタットセット ウオータ(82度)  17600-85811 1,380

2・スケット エキゾースト マニホールド  14141-63260 / 14141-63340 920

3・ガスケット シリンダヘッド  11141-63260 / 11141-63250 3,480

4・ガスケット シリンダ  11241-63260 / 11241-63250 770

5・ガスケット リードバルブ    13122-63201 / 13122-63200 220 x3

6・ガスケット インテークマニホールド  13121-79001 / 13121-63200 420 x3

7・ガスケット ウオータポンプ   17431-63200 160

8・ガスケット ギヤケース   12562-63200 330

9・ガスケット サーモスタット キャップ   17668-67041 / 17668-67040 180

10・ガスケット キャブレタ   13125-73001 170

11・ガスケット キャブレタ   13212-69040 160

12・リングセット ピストン(STD)  12140-67011 4、450 x3

13・ポイント アッシー   33140-60011 / 33140-60010 560

14・ブラシホルダーセット   31600-65840 1,000

15・ガスケット(オイルポンプ)   09168-10014 150

16・スペーサ サーモスタット キャップ   11121-79000 1020



以上ですが15番のガスケットはセットで販売しているものと思い注文しましたが1枚だけきました。

12枚必要でした。16番のスペーサ注文ミスでした
ギヤケースを分離させたところです。中のグリースは劣化しているようです。オイルポンプ ドライブギヤが見えます。

デイストリビュータ ドライブギヤはデイストリビュータとオイルポンプの両方を回転させているんですね。

エンジンの回転数に比例してオイル量も排出される仕組みだ。なるほど! (なんとなくOHらしくなってきましたね。)
ギヤケース中央部のオイルシールのために簡単に外すことは出来ませんでした。

何度か引いたり、戻したりしてやっと外しました。
ピストンを外しました。

特に意味は無いとは思いますが、元の位置(1番→1番)へ戻すつもりで、それぞれ揃えておきました。
ピストンの構成部品です。

ピストン・ピストンピン・ピストンリング・ベアリング・サークリップです。サークリップは外す時に飛び跳ねますので注意しましょう。

私は2個飛ばしまして、探すのに苦労しました。
クランクケース内を上から覗いたところです。
クランクケースの分解に入ります。

上部と下部は12ミリと14ミリのボルトでかなりがっちり締め付けられており、3/8のラチェットでは無理でした。

そこで取り出したのが1/2のスナップオンのこの工具です。

全てのボルトを無事外すことが出来ました。1本のボルトは中央部のねじ山がつぶれてしまいました。

ボルト1本でも折れたり、なめたりすると大変ですが今回そういうことは一切無くスムーズに出来たことは大変ラッキーでした。
クランクケースの上部と下部の分離です。

ドライバーを差し込んでいるところに穴があいており、そこにドライバーを差し込んで軽く叩くとパカンと外れました。(ビックリした)下部のケース内に少し錆が見えます。
クランクケースを分解したところです。

上部と下部の接点のふちには液体パッキンのはみ出たものが見えますのできれいに取り除く事にします。外側もきれいにするつもりですが泥、油、シャーシブラックなどが付着しており手が掛かりそうです。
クランクシャフトを取り出しました。コンロッドに横ぶれ無し、OK。

ベアリングOK。

デイストリビユータ ドライブギア欠け無し、OK。

オイルによるスラッジがありますが、きれいな方だと思います。

少しの清掃で済みそうです。特に問題はない??ようですのでそのまま取りつけることにします。
クランクシャフトの組み付けに入ります。

各回転部にCCISオイルを注入します。
ベアリングの回り止めピンを上向きに取りつけた後、凹面に合わせて取りつけます。

Cリング、オイルシールのつばも各凹面に合わせます。

数カ所に仮締めをします。この段階ではクランクケースの下部と上部はまだ密着していません。
本締めに入ります。

前後、左右交互に締めていきます。クランクケースの組み付けは終了です。

ピストンとコンロッド組み付けの手順を私は普通の方とは逆の手順で行いました。

つまり、ピストンにリングをはめてシリンダの上部からピストンを押し込んでからコンロッドに組み込んだのです。以下手順を説明します。結果として一人で行う場合容易に作業できたように感じました。

ピストンににピストンリングを挿入します。

ピストンにピストンリングの下部(太め)から挿入します。手で簡単に出来ました。

上部のリングも装着します。刻印Rが上になります。
ピストンに合わせピンが有りますので確実に合わせます。

指でリングを押さえながらマイナスドライバーで合わせピンの方へと押していきます。

全体的にうまく押さえられたらスパッと入ります。
ピストンをコンロッドに組み込みます。

クランクを手で回しながらコンロッドが最も連結し易い位置に来るようにします。
ピストンとシリンダ内部にCCISオイルを注入します。

ピストンを抜けない程度までシリンダ下部に押し下げます。

コンロッドにベアリングを挿入します。

「ピストン上部の刻印→を排気側に向け」、ピストンとコンロッドのベアリングを正確に合わせます。
クランクケースとシリンダの組み付けが終わったところです。
次の作業に入る前にインテークマニホールド側を下にしてCCISオイルを抜いているところです。
シリンダ ヘッドの組み付けです。

写真では分かりにくいですがヘッド中央の燃焼室の形状が他と異なります。

そして何故かその燃焼室のカーボンの付着はとても少なかった。エキマニとの関係でしょうか?
ガスケットを入れヘッドの上部に有る番号(1〜10)に従って締めていきます。

まず仮締めをします。一度に本締めすることなく、数回に分けて締めていきます。
リードバルブとデストリビュータギヤケースを取り付けました。

リードバルブの古いガスケットを剥がすのはたいへんでした。
インテーク マニホールドを取り付けました。クラックが入っていると思っていたが表面だけのヒビ状でしたのでペーパーで磨き上げました。
オイルポンプを取り付けているところです。

オイルポンプのネジは締め過ぎてもオイルもれを起こすようなので注意しながら締める。
ウオータ ポンプ プーリ・クーリング フアン・を取り付けました。

フライホイル側のクランクケースリップ部にオイルを塗布してからフライホイルを取り付けました。これで完成です。
エキマニ側から撮ったところです。
インテーク マニホールドの下の方からの写真です。
今回使用した主な工具です特殊工具は使用していません。

ボルト・ナット類は分野別に分けていると便利です。