整備内容 フロントハブのOH&ブレーキOH
対応車種 ほとんどのジムニーに流用可能
情報提供者 8mano氏
整備時間 不明
難易度 ★★★★★
必要な工具 不明

ジャッキアップしてタイヤをゆすってみるとドラムにガタがある。

ナックルは動かないのでホイールベアリングが逝った模様。
ナックルごと
がたつくようならキングピンベアリングです。
ドラムを開けてみると・・・
!!ホイールシリンダからブレーキフルードが漏れている。こちらもOHる。

ナックルのシールも交換しましょう!


1.コッタピンを抜きクラウンナットを緩めてドラムを外す。

2.リターンスプリング、ホールドスプリングを外しシューを外します。
   見事に偏磨耗。新品に交換(部品番号52200-73800 四枚セット4750円)

3.ブレーキ配管を外し(必ずフレアナットレンチを使用する。)ホールドスプリングのピンをなくさないように裏から取り外し、バックプレートをナックルから分離する。

4.ホイールシリンダをバックプレートから取り外す

5・ステアリングタイロッドをプーラーで外す。

6.ナックルオイルシールカバーボルトを緩めてカバー、パット、オイルシール、リテーナを摘出。

7.キングピンを取り外しナックルごとシャフトを抜き取る。このときキングピンベアリングが落ちてくることがあるので注意。


8.ナックルからシャフトやベアリングを抜くにはプレスが必要!間違ってもハンマーで叩いたりしてはいけません!等速ジョイントを痛めます。プレスを借りにシャフトをバイクで運び、新品のベアリング(部品番号08133-62067 一個1500円)を組む

9.ナックルケース内にグリスを封入する(空間の30%約150g)。

10.シャフトをホーシングに挿入し、キングピンを取り付けナックルを固定。

11.リテーナ、オイルシール、パット、カバーの順で装着。シーラーの塗布を忘れずに!オイルシール(部品番号09285-0002 一個970円) パット(部品番号45600-82810 一セット340円)ともにJA11で部品出ます。

ここで、ブレーキシリンダーのOHを行います。

ブレーキホイールシリンダのOHの説明

取り外したシリンダをOHします。液漏れのあったシリンダは4年前にOH。反対側のシリンダはそのとき新品に交換したので劣化に差が出ました。

液漏れ側はアジャスタも錆びて固着・・・調整できないのはコイツのせいだ!

カップ、ブーツはセイケン製(sk60761FSJ10、30、40、キャリィ、サンバーと共通です(^^)

1.アジャスタを引き抜く

2.ブーツを外しピストンを摘出、カップをマイナスドライバ等でピストンに傷をつけないように丁寧に外す

3.固着している場合は浸透潤滑剤を吹き付けてなるべくコジらないように引き抜く(お勧めはワコーケミカルのラスペネ)

4.新品のカップを取り付けピストンアッシにラバーグリスを塗布(シリコングリスでも可。その他の油脂類は使用しない!)

5.シリンダ内部を点検し、傷や段つき(軽度)があればホーニングする。このとき、必ず円周に沿って研磨する事。縦方向に研磨するとフルード漏れの原因になるので注意!最後にコンパウンドで仕上げる。

6.ピストンアッシをシリンダに挿入し、ブーツを被せる。

7.アジャスタにシリコングリスを塗布し挿入する。

その際にアジャスタのストッパーが確実に作動する事を確認。曲がりがあれば修正し、組み付ける

8.ピストンの作動を確認して作業終了です。

注:ブレーキは重要保安部品です!自己責任で作業してください。

シリンダーOH後の作業

12.バックプレートに
OHしたシリンダを組み付けナックルに固定し、配管、シューを組む。バックプレートと接する箇所にはシリコングリスを塗布。

13.タイロッドを組みドラムを被せる。念のため新品のクラウンナットで締める。ここが緩むと痛い目にあうので確実に締め付ける事。コッタピンの穴位置を合わせるが絶対に緩めて合わせてはいけませんぞ。

14.コッタピンを挿入し、折り曲げる。ピンの再使用は厳禁!ブレーキをエア抜き、調整して作業終了。

注:部品番号は改正後のものです。価格は2003年4月現在のものです。

  作業が夜間に及んだり雨が降ったりしたので画像が不足しています。

フロントドラムを分解します。(左側)
お漏らしシリンダ
異常はないが汚い右側
新品シューとの比較
偏磨耗したシュー
バックプレートを外す
バックプレートからシリンダーを外す
ナックルシールのボルトを緩める
シールが終わってますね・・・・
シャフトを抜く
外したシャフトとシール
プレスのある整備工場まで、バイクでシャフトを運びベアリング交換
ベアリング交換後のシャフトを組み込む
深夜に突入(汗)
ゴミ同然のシリンダー達・・・・・
左からアジャスタ、シリンダ、カップ、ピストン、ブーツ
アジャスタは錆び錆び
固着していたアジャスタ
アジャスタにシリコングリスを塗ります。
ピストンにカップをはめる、グリスも忘れずに
新品のブーツを組む
バックプレートに、OHしたシリンダー、ブレーキシューを組み込む
新品のクラウンナットを取り付ける
クラウンナットを締め付ける
エア抜きして、調整をして終了。ご苦労様です。